クリエイティブな仕事に就くための資格

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経験と実績が生きるアートディレクター

映画やテレビドラマには必ず監督がいて、俳優の演技や脚本、照明、撮影、美術、小道具、衣装、編集、音楽などすべてにおいて表現方法を指示し、スタッフをまとめあげ、作品を完成に導きます。
こうした役割分担は映画やドラマに限らず、クリエイティブな業界全般にみられます。
広告や商業デザインの世界でも、クライアントの意向を踏まえ、全体の表現方法を考え、監督する人がいます。
アートディレクターと呼ばれる人です。
依頼主の中には漠然としたイメージを要望として伝える方がいますが、アートディレクターは打合せの中で曖昧なイメージをより具体化させ、コンセプトを明確にして素材や色彩、書体やサイズ、写真やイラストなどのテイストを検討し、グラフィックデザイナーやカメラマンに的確な指示を出さなければなりません。
大きなプロジェクトではアートディレクターはデザインの設計・演出に専念することがありますが、時には自らデザイナーも兼務することもあります。
逆に言えば、アートディレクターはデザインの経験を十分に積んでいなければ難しい職種といえます。
アートディレクターはクライアントの要求に応じて、コンセプトをつくり、スタッフを集め、指示を出さなければなりません。
人脈やマネジメント能力も求められます。
したがって、アートディレクターになるには、美大や専門学校でデザインの基礎を学び、卒業後、広告代理店やデザイン会社などに就職してグラフィックデザイナーとして技術を磨き、経験を積む必要があります。
周囲から認めてもらわなければアートディレクターの仕事を任せてもらえません。
資格よりも経験が重視される世界であることは間違いありませんが、自身の実力を客観的に知り、なおかつ基礎的なことをしっかり押さえておくという点で、関連する資格を取ることは無駄ではありません。
特に色彩検定は現場で必ず生きる資格です。
どういう色で表現するかということは常に悩むところです。
つい感覚的な表現に走ってしまいがちですが、色彩検定で色の基本をしっかり学んでいれば、なぜその色を選択したか理論的に説明できるのです。

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